結論:奇跡的に遊べる日もあるけど、回線が不安定でほぼ無理だった…。
いーぐるです。
先日家のWi-Fiが急に使えなくなったので、レンタルしたWi-Fiルーターを使ってVRChatを2カ月遊んでみました。
- 引っ越し先のWi-Fiが弱くて使い物にならない…
- 光回線を引くまでの繋ぎが欲しい…
- 急にWi-Fiが使えなくなった…
などの理由で一時しのぎとして、ポケットWi-FiやホームルーターをレンタルしてVRChatを遊びたい人もいるのではないでしょうか。
今回は実際にホームルーター(電源をコンセントに繋ぐだけで自宅にWi-Fi環境が作れる)をレンタルしてみました。↑
レンタルサービスは『WiFiレンタルどっとこむ』を利用したので、
- レンタルしたWi-FiでVRChatを遊んでみた感想
- Wi-Fiをレンタルする手順・コツ・注意点
を解説していきます。
「Wi-FiをレンタルしてVRChatを遊びたい!」と思っている人は参考にしてください。
目次
【体験談】レンタルしたWi-FiルーターでVRChatを遊んでみた結果:回線速度は最低10Mbps欲しい
(最高に調子が良い時の速度がこのくらい。↑)
この回線で何度もVRChat(VRモード)でのログインを試みてみたのですが、『DOWNLOAD』の値が、
- 10Mbpsあれば、最低限の会話は成り立つ。
- 9Mbps以下だとメニューが開けない。移動もできない。
- 15Mbpsならそこそこ快適。
という感じでした。
ですからVRモードで遊ぶなら、最低でも10Mbpsは欲しいところです。(快適とは言えないですが)
ちなみに5Mbps辺りだと、ホームワールドにも辿り着けません。(ログイン画面で固まります。笑)
通信速度の値がピンと来ない方は、こちらのサイトで速度を計測してみてください。↓
インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN GATE 02
値の詳しい読み方は次の項目で解説します。
とはいえ平日21時頃の通信速度は、大抵こんな感じでした。↑
ダウンロードが1.26Mbpsというのは、ブラウジングすらまともにできない状態です。
スピードテストのサイト(通信速度測定)を開くのに5分かかるというクソっぷりで、VRなんて遠い夢でした。
(Ping値1465を記録↑)
14Mbpsくらいで運良くVRChatにログインできても、Ping値が50~1500を行ったり来たりします。
Wi-FiルーターをレンタルしてVRChatをやろうと考えている人は、慎重になった方が良いです。
(『通信容量無制限』としつつも速度制限はあるとのこと↑)
VRChatは通信量をもの凄く喰います。
具体的な容量(数値)はわからないのですが、明らかに速度制限がかかっている感じがすることは多々ありました。
VRChatどころか、ブログの執筆やツイートの送信までまともにできない激!激!激遅いこともありました。
不調の原因が何なのかよくわからない感じで、
- ルーターのコンセントを抜いて再起動すると速度が改善したり、
- ハードな使い方をしていないのに激遅だったり、
- 早朝の空いている時間帯なのに不安定だったり
しました。
遅いだけならまだしも、
ということも起こりました。
不安定なWi-Fiにスマホを繋ぐ時は、スマホの回線を切っておく方が安全ということを知りました…。
以上の結果から、Wi-FiをレンタルしてVRChatを遊ぶのはほぼ無理でした。
とはいえ自宅の周囲の建物や地域で電波の環境も変わると思います。
※この記事は『あくまで僕は無理だと感じた』という言い方にしておきます。
※通信速度の読み方
インターネット回線スピードテスト・通信速度測定 | USEN GATE 02
通信速度はこちらのサイトで計測できます。(スマホもOK!)↑
数値の読み方は、
- 上り:UPLOAD:自分からデータを送る際の速度
- 下り:DOWNLOAD:データを読み込む速度(重要)
という感じで考えます。
VRChatをプレイする際は下りの速度が重要になります。
下りの数値が大きいほど、ワールドやアバターを読み込む速度が速くなります。
上りの数値が大きいほど、SNSで画像や文章を送信してから、送信完了までの時間が短くなるというわけです。
繰り返しますが、VRChatをVRモードで遊ぶなら、最低でも10Mbpsは必要になります。
※回線速度について詳しく知りたい方はこちらのサイトが参考になります。↓
※Ping値とは?
「Ping値は数値が小さいほどタイムラグが少ない」と考えてください。
レンタルしたWi-FiルーターでPing値も計測していたのですが、
- 良い時:35~50くらい
- 悪い時:100~1500くらい
という感じでした。
良い時はまぁまぁ遊べるレベルなんですけど、悪い時は発狂しそうでした。笑
Ping値が300を超えると、視界はガックガクでVRモードでは移動すらままなりません。
※Ping値が200以上になる時は、ルーターの電源を入れ直して再起動すると改善する場合がありました。
この環境で無謀にもVRChatの『PRISON ESCAPE』をやりました。
PRISON ESCAPEの簡易説明書
楽しいのでやる人増えて欲しい#VRChat pic.twitter.com/OxQH2G5jkM— よろいとかげ【VRC】 (@yoroi_tokage_vr) March 29, 2022
遠くにいた敵が一瞬で目の前に移動してきたり…
目の前にいた人がパッと消えたり…
視界がガクガクして足止めをくらうなど、「自分はいったい何と戦っているんだ…?」という感じでした。笑
【証拠あり】僕が利用した料金プラン・Wi-Fiレンタルに失敗した理由まとめ
この項目では僕がレンタルしたWi-Fiルーターのプランと、レンタルで失敗した理由をお伝えします。
利用したサービスは『WiFiレンタルどっとこむ』です。
プランは『WiMAX 5G L11』で詳細は以下の通りです。
- 回線:WiMAX 5G
- 機種:ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L11)
- 料金:1カ月約6500円※
※僕は2カ月レンタルして13289円でした。↓
僕がレンタルで失敗した理由
結論:5Gエリアに入っていないのにレンタルしてしまった。
僕が利用したプランは『WiMAX 5G L11』という名前にもあるとおり『5G対応』です。
使用する場所が5G対応エリアに入っていれば、快適な高速回線が利用できます。
(※5G対応の機種でも5Gの電波を拾えないと、4Gに接続されます。)
対応サービスエリア|UQ WiMAX(wifi/ルーター)【公式】
「自宅が5Gエリアに入っているか?」という確認は、こちらのサイトで調べることができます。↑
地図の見方は『5Gについて』をご確認ください。
レンタルする前に上記のサイトで確認した結果、僕の家は5Gエリアから50mくらい外れていました。
でも「5Gエリアが近いから、5G対応ならワンチャン電波拾うんじゃね…?」などと思っていました。
Wi-Fiをレンタルしたことがなかったので、楽観的に考えて、希望にすがるような気持ちでレンタルしたのが僕の失敗の原因でした。
事前にTwitterで評判を調べたのですが、最終的には自分に都合の良い情報をのみを信じてしまった…という感じでした。
今冷静になってみると「アホだったな…」と結果論ながら思うのですが、当時はある日突然Wi-Fiが使えなくなって焦っていました。
そして適当に調べて「まぁイケるやろ…!」というノリでレンタルしました。
もしポケットWi-Fiやホームルーターをレンタルしたいと考えているなら、
- 5Gのエリアに自宅が完全に入っているかを確認する
- 5Gの端末をレンタルしても、5Gに対応していないエリアは4Gになる
- 4Gエリアの人はやめておいた方が良い
ということをお伝えしておきます。
※ちなみに「5Gのエリアではどのくらいの通信品質なのか?」は試せていません。
ですが価格.comやTwitterで評判を検索すると、5Gなら多少はマシなんじゃないかな…と思います。
ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L11 [ホワイト] レビュー評価・評判
Wi-Fiルーターをレンタルする手順・意識すべきポイントまとめ
(値段以外にも意識すべき条件が多い)↑
この項目では僕のように「Wi-Fiが無くて本当に困っている」という人に向けて、Wi-Fiをレンタルする手順をお伝えします。
Wi-FiをレンタルしてVRChatを遊ぶことはおすすめできませんが、
- 「新しい回線が引かれるまでWi-Fi無しの生活はムリ!」
- 「覚悟してでもレンタルしたい!」
- 「スマホが格安simだからWi-Fi無いとヤバい…」
という人もいると思います。(僕もこんな感じでした。↑)
僕は以下の手順でレンタルしたので参考にしてください。
- レンタルする会社(サービス)を絞る
- 回線の評判を調べる
- 自宅の回線エリアを確認する(4G・5G)
- 機器の評判を調べる
- 申し込み(裏ワザあり)
順番に解説していくので参考にしてください。
0.ポケットWi-Fiとホームルーターどっちを借りるべき?
本題に入る前にポケットWi-Fiとホームルーターの違いについてお伝えします。
僕がホームルーターを選択した理由は、
- 自宅でVRChatを遊ぶためにレンタルする
- 外出先でWi-Fiを使う予定は無い
- 「アンテナの性能が良い方が回線が安定する」と思ったから
です。
様々なサイトに「ホームルーターはアンテナの安定性が良い」と書いてありましたが、実際に使ってみて正直かなり微妙でした…。
回線は常に不安定で、いつの間にか切断されていたり、全然繋がらなくなることもあります。
細かい情報はあまり鵜吞みにしない方が良いかもしれません。
1.レンタルする会社・サービスを絞る
まず最初に利用するレンタルサービスを絞り込みます。
僕が『WiFiレンタルどっとこむ』を選んだ理由は、
- WiMAXの5G回線がレンタルできるから
- すぐにWi-Fiを使いたかったから
- 延長の条件が緩いから
というのが主な理由です。
VRChatをプレイすることを第一に考えて、高速回線がレンタルできることに期待していました。
加えて「申し込んだ翌日に品物が届く」ということもあり、すぐにでもWi-Fi環境が欲しかったのも理由です。
そして「新しい回線が引かれるまでの期間が不透明」でしたので、延長の条件が緩い(連絡不要でレンタル期間を延長できる)のも好印象でした。
回線に不満はあったけど、サービス内容は良かったです。
※「他のレンタルサービスと比較したい!」と思っている方はこちらのサイトが参考になります。↓
2.回線の評判を調べる
- WiMAX
- ソフトバンク
(『WiFiレンタルどっとこむ』でレンタルできる回線)↑
利用するレンタルサービスが決まったら、回線の評判を調べます。
評判の調べ方はTwitterがおすすめです。
などで検索します。
Twitterは個人の意見が書かれていることが多いので、企業のサイトよりも参考になると考えています。
評判を見ていると同じ回線でも評価が分かれている場合があります。
正直なところ、レンタルWi-Fiは使ってみないとわかりません。
- 回線の公式サイトを見る
- Twitter等(SNS)で個人の感想と照らし合わせる
- 悪い評判も知りつつ納得(覚悟)して借りる
という感じです。
3.自宅の回線エリアを調べる(4G・5G)
実際にレンタルしてみて思ったのですが、自宅が
- 4Gエリアの人:レンタルしない方が良い
- 5Gエリアの人:多少は期待できるかも…?
という感じです。
僕は「4Gエリアだけど、5Gエリアまで50mくらいしか離れていないから、ワンチャン電波拾うかも…?」
などという淡い期待をして失敗しました。
4Gエリアでレンタルする人は覚悟してください。(僕はおすすめしません)
※速度制限に注意!
以前ポケットWi-FiでVRChat遊んでました。大体1時間遊ぶと1GB位データを消費していました(ワールドの読み込み除く)。現在ある大手のポケットWi-Fiだと、3日で10GBの制限があると思うので、1日に遊べるのは3時間ちょっとですかね。
— らいおん🚌🛺停車場360 (@Raionmaru360cc) February 6, 2022
回線を選ぶ際に速度制限の条件にも注意してください。
「インターネット無制限♪」などと謳っているサービスは、大抵『3日で10~15GB』の通信量を超えると制限がかけられます。
制限がかかると通信がものすごく遅くなり、使い物にならなくなってしまいます。
4.レンタルする機器の評判を調べる
- プランの詳細からレンタルする機器の型番を調べる
- 価格.comでレビューを見る
- Twitterも併用して評判を確かめる
という手順がおすすめです。
僕がレンタルした『WiMAX 5G L11』は『Speed Wi-Fi HOME 5G L11』という機種になります。
同じWiMAX 5Gで『Speed Wi-Fi HOME 5G L12』という
- 最新機種
- 日本製
の機種もありましたが、評判がかなり悪かったので候補から外しました。
企業の謳い文句を鵜吞みにせず、価格.comやTwitterで情報を集めましょう。
5.申し込み(裏ワザあり)
結論から言うと、価格.comから『WiFiレンタルどっとこむ』のページに飛ぶのが一番安く申し込む方法です。↑
発送と返却にかかる手数料が、価格.comのページから申し込んだ人限定で安くなります。
(※短期では高くなりますが、長期でお得になります。)
『WiFiレンタルどっとこむ』は、
- 割引無しのページ
- LINE・Instagramの友達割引
- 特別価格適用ページ
- 価格.comの割引(最安値)
があります。
LINEやInstagramの友達割引、検索で出てくる特別価格のページよりも、価格.comがさらに安い!というのが結論です。
『WiFiレンタルどっとこむ』を勧めるわけではないですが、リスクを理解した上でレンタルしたい(他に選択肢がない)という人にお伝えしています。
他のレンタルサービスを利用する場合でも、割引で安く利用できる場合があるので探してみてください。
まとめ:ポケットWi-Fi・ホームルーターでのVRChatはおすすめできない
『WiFiレンタルどっとこむ』でWiMAX 5Gのホームルーターを借りて、VRChatを遊んでみたら全然遊べませんでした。
VRChatどころか、ブラウジングすらまともにできない時間も多くてストレスが溜まりまくりでした…。
僕の経験が誰かの参考になれば幸いです。
おしまい。