いーぐるです。
今回はVRChat特化型の3Dモデル販売サイト『DIGICOCO(デジココ)』について記事を書きます。
VRChatで使用する3Dモデルの販売サイトといえば、有名なのはBOOTHですが、デジココは、
- 2021/11/11に正式にサービス開始!
- BOOTHには無い販売機能がたくさんある!
- ワンオフモデルの依頼もできる!
という特徴があります。
僕も基本的にはBOOTHで3Dモデルを販売しているのですが、デジココにも商品を出品してみました。
この記事では、
- 「BOOTH以外のプラットフォームでも販売してみたい!」
- 「3Dモデルの販路を増やしたい!」
- 「商品を見てもらえる機会を増やしたい!」
という方を対象に記事を書きます。
「デジココは気になっていたけど、まだ出品はしていなかった」という人は参考にしてください。
※この記事は2022/5/12現在の情報です。サービスの文言や仕様は変更される可能性があります。
目次
【VRChat特化型の3Dモデル販売サイト】デジココの特徴まとめ
- 販売手数料がBOOTHより安い!
- ギフトカードを贈ることができる!
- 『元々の価格』と『割引価格』を同時に表示できる!
- 金額を入力すると『売り上げ金額』がわかる!
- カテゴリー分けが細かい!
デジココの特徴をまとめてみました。
順番に解説します。
1.販売手数料がBOOTHより安い!
(ダウンロード商品の販売手数料比較 2022/5/12現在)↑
まず一番注目すべきは手数料です。
BOOTHとデジココの手数料を100円の商品で比較してみた結果、なんと20円もの違いがあります。
「おおー!!デジココ強い!!」
って思いますよね。
僕も最初感動したんですけど、実はカラクリがあります。
5000円の商品で計算した場合、BOOTHの方が手数料が安くなるのです。↑
計算してみたところ、手数料が同じなるラインは約1100円です。
ですから、
- BOOTH:1100円以上の商品
- デジココ:1100円以下の商品
を販売すれば手数料を抑えて販売できます。
※BOOTH:販売手数料-BOOTH
※デジココ:販売手数料 – DIGICOCO
2.ギフトカードを贈ることができる!
ギフト機能について公開したところ、
現在多くの販売者様の登録殺到していただいており、大変嬉しく存じます。DIGICOCOは承認制となっており、ご住所の記載が必須ですので、ご了承ください!
※サイト上には記載されませんのでご安心ください。
販売する上での法律的なお話ですのでどうか、、
— DIGICOCO_公式_デジココ (@DIGICOCO_3D) April 30, 2022
デジココで使用できるギフトカードをプレゼントできる機能が実装されました。
VRChatでお砂糖(恋人)の記念日や誕生日プレゼント等に、
「このギフトカードで好きなものを買ってね!」
といった使い方もできますね。
3.『元々の価格』と『割引価格』を同時に表示できる!
(割引価格を入力すると自動的に「○○%OFF」と表示される!)↑
デジココでは割引価格を設定できます。
この機能を使えば
- 「○○日まで1000円引きで購入できます!」
- 「セットで買うとお得です!」
- 「開店セールやってます!」
といった売り方をしたい時に重宝します。
BOOTHの場合、紹介文や写真に割引価格の旨を書いて伝える手間がかかります。
デジココでは割引価格を入力するだけで、写真の右上に「○○%OFF」と表示されるので手間を省くことができます。
4.価格を入力すると『売り上げ金額』が先にわかる!
(商品を再編集する画面で、金額を入力すると報酬額が上に表示される!)↑
BOOTHの場合は商品が売れた後になって、はじめて報酬額が表示されます。
それに対してデジココは商品の編集画面で「手数料が引かれた売り上げ金額」を確認できます。
手数料が公開されているとはいえ、いちいち売り上げ金額を計算するのは面倒くさかったのでこの仕組みはありがたいですね!
5.カテゴリー分けが細かい
商品のカテゴリーを細かく設定できるようになっています。
- 3Dデータ→武器→ハンマー
- 2Dデータ→テクスチャー
- ギミック→エフェクト→ログアウトエフェクト
という具合です。
カテゴリーが細かく分けられているほど、商品を求める人に対して、検索結果に表示される商品が絞られます。
それによって、
- お客さん:欲しい商品を探しやすい
- 販売者:検索結果に表示されるライバルが減る
という双方のメリットに繋がります。
今後さらに商品が充実していくにつれて、魅力的な販売サイトに進化していくのではないでしょうか。
【DIGICOCO】商品の出品が可能になるまでの手順
さてこの項目では、デジココに商品を出品するまでの手順についてお伝えします。
デジココで商品を出品するには販売者の連絡先(住所等)を運営に送る必要があります。
DIGICOCOでは特定商取引法に基づく表記とお客様とのトラブルを避ける為、ベンダー様登録される方は確実にご連絡の取れるご連絡先とご住所の記入を必須としております。
その為、大変恐縮ではございますが、承認制としております。
という理由があるためです。
手順は簡単ですので、以下を参考にして登録してください。
1.デジココの会員登録をする
DIGICOCO -デジココ- VRChat 特化型プラットフォーム
こちらのリンクから会員登録をします。↑
- デジココにアクセスする
- 『出品する』をクリック
- 『登録』をクリック
- 『販売者として登録』をクリック
- 『店舗名』等を入力し、規約に同意して『登録』をクリック
します。
迷ったら公式のマニュアルにも入力例が書かれています。
2.運営に身分証明書の写真を送る
- 登録したアカウントでログインする
- 『出品する』をクリック
- 『設定』をクリック
- 『認証コード』をクリック
するところまで進めます。
画像を参考にしてください。
1.ログインして『出品する』をクリックする
PCの画面右上にある『出品する』をクリックします。
2.『設定』をクリックする
画面左下の『設定』をクリックします。
3.『認証コード』をクリック・写真を送信する
『認証コード』をクリックして『ID認証』の『承認申請』をクリックします。
- パスポート
- マイナンバーカード
- 運転免許証
の中から1つを選択し、スマホで写真を撮ってアップロードします。
僕は運転免許証で申請したのですが、表面(顔写真の方)の写真1枚でOKでした。
『送信』をクリックしたら『ID認証』の項目は完了です。
4.『住所確認』に住所を入力する
前の項目で送信した身分証明書と同じ住所を、番号の順番で入力して送信します。↑
これで住所の申請は完了です。
あとは2~3日放置しておくと、登録したメールアドレスに
[DIGICOCO]お客様のアカウントが有効になっています。
というメールが届きます。
【DIGICOCO】3Dモデルの出品方法まとめ
この項目では実際に3Dモデルを販売する手順をお伝えします。
デジココのトップページから『出品する』をクリックして以下の手順で進めます。
- 商品名を入力する
- 価格を決める
- 商品の簡易説明文を書く
- カテゴリーを選択する
- タグを入力する
- 詳しい説明文を書く
- 商品の画像をアップロードする
- 商品ギャラリー画像を追加する
- 『商品を作成』をクリック
という手順で設定します。
実際にデジココで販売している【AFK】たばこを使って解説します。
出品されている画面と、編集画面を見比べていただけるとわかりやすいと思います。
デジココ公式の出品マニュアルも合わせてご覧ください。(出品マニュアル -デジココ- DIGICOCO)
1.商品名を入力する
まず商品名を入力します。
出品するとこのように表示されます。↓
『VRChat向けの3Dモデルを販売する手順まとめ』にも書いたのですが、商品タイトルはキーワードの組み合わせです。
お客さんに伝わりやすい言葉(キーワード)を意識しながら、
- 【カテゴリ】+作ったもの
- 【○○想定】+作ったもの
- 指輪→リング(別の言葉に言い換える)
という感じに決めるのがコツです。
僕も上記のポイントを意識して商品タイトルを決めています。
デジココは「VRChat特化型の3Dモデル販売サイト」ですから、「VRChatで使える物」が売られているのはお客さんも知っています。
ですから【VRChat想定】と入力するよりは、
- 【○○アバター対応】
- 【○○に最適】
などの具体的なキーワードやアピールポイントを添えても良いでしょう。
2.価格を決める
商品の値段を決めて入力します。
セールや割引を考えていなければ、左側の『金額』の記入欄にのみ価格を入力し、右側の『割引価格』の欄は空欄でOKです。
出品するとこのようになります。↓
「割引価格を設定したい!」という人は、
- 左側の『金額』:割引前の元々の金額
- 右側の『割引価格』:値引き後の安い金額
を入力します。
例として「6800円から980円に値下げしたよ!」という感じで出品してみました。↓
自動的に『○○%OFF』の表示が写真の右上に現れます。↑
これはBOOTHには無い面白い機能ですね。
3.商品の簡易説明文を書く
「商品の簡単な説明」を書きます。
記入して公開するとこのようになります。↓
タイトルの下に表示される「こんな商品ですよ!」という説明書きです。
ちなみに【AFK】たばこはBOOTHにも出品しておりまして、BOOTHの文章のコピペを入力しました。
BOOTHの方も合わせて参考にしてください。↑
4.カテゴリーを選択する
商品のカテゴリーを選択します。
BOOTHより細かいカテゴリーを設定できます。
上述したように、
- 3Dデータ→武器→ハンマー
- 2Dデータ→テクスチャー
- ギミック→エフェクト→ログアウトエフェクト
といった具合です。
公開するとこのようになります。↓
公開された商品のカテゴリーをクリックすると、カテゴリーに含まれる別の商品を見ることもできます。
5.タグを入力する
商品に関連するタグを入力します。
- 3Dモデル
- アニメーション
- たばこ
といった具合で入力しました
実際に公開するとこのようになります。↓
6.詳しい説明文を書く
写真の下に表示される、商品の詳しい説明文を書きます。
見出しごとに文章を追加する仕様のBOOTHに対して、デジココはひとつの枠にすべて記入する仕様です。
若干書きづらいので、イチから書く場合はメモアプリ等に書き上げてからコピペした方が書きやすいと思いました。
ちなみにBOOTHで販売中の商品の紹介文をコピペすれば、文字の大きさ、見出し等もそのまま反映されます。
実際に公開するとこのようになります。↓
長文を書く場合は、ザックリ書いてこまめに保存することをおすすめします。
データを保存する際に上手に読み込まれず、入力した文章がすべて消えてしまうことがあります。
7.商品の画像をアップロードする
『商品の画像をアップロード』から、先頭に表示される画像を載せます。
- 『商品の画像をアップロード』をクリック
- ファイルを選択してアップロード
- メディアライブラリから画像を選択
- 『アイキャッチ画像を設定』をクリック
という手順で行います。
印象に残る商品写真の作り方はこちらの記事を参考にしてください。↓
無料ソフトで良い感じの商品写真を作る方法を解説しています。
8.商品ギャラリー画像を追加する
(アップロードしたギャラリー画像は、ドラッグ&ドロップで配置(順番)を変えることができます。↑)
2番目以降に表示される画像を追加します。
商品の写真を載せるコツはこちらの記事に詳しく書いています。↓
参考にどうぞ。
9.『商品を作成』をクリック
最後に『商品を作成』をクリックします。
公式の出品マニュアルには、「『保存する』の方を選択せよ」と書かれているのですが、
- 保存する
- 商品を作成する
どちらを選択してもトップページの『新着アイテム』欄にいきなり出品されます。
ここで『保存する』を選択しても画面はそのまま変化しませんが、『商品を作成する』選択すると…
こちらの画面に変わります。
よほど人気がある方でない限り、出品した直後にすぐ売れる…ということは無いと思いますが、、、
商品の中身がアップロードされていないまま出品されてしまっているので、今後改善されるのではないかと思います。
【?】「商品を非公開にしたい時は?」
という場合の解決策は以下になります。
- 『商品』をクリック
- 『クイック編集』を選択
- 『ステータス』を『下書き』に変更
- 『アップデート』をクリック
すれば非公開の状態で商品を編集できます。
『出品する』をクリックします。↑
現在出品中、編集中の商品があれば、一覧が表示されます。
非公開にしたい商品の『クイック編集』を選択します。↑
『ステータス』という項目が『オンライン』になっているので、『下書き』に変更します。↑
- オンライン:公開
- 下書き:非公開
と考えてください。
最後に『アップデート』をクリックして変更を保存します。↑
商品の『編集』をクリックすれば、非公開の状態で文章を再編集できる画面に飛びます。↑
【?】「商品のデータをアップロードするには?」
という悩みは以下の手順で解決します。
- 『ダウンロード可能』にチェックを入れる
- 『ダウンロード可能なオプション』の『ファイルを選択』
からアップロードできます。
まず『ダウンロード可能』という項目にチェックを入れます。
マウスホイールで下に下がっていき、『ダウンロード可能なオプション』という欄を見つけます。
『ファイルを追加』から『ファイルを選択』で画像と同じように、zipファイルをアップロードできます。
- ダウンロード期限
- ダウンロード制限
はなにもしなくてOKです。(そのままの数値で良い)
【?】「よくわからない項目があるんだけど…」
- 在庫
- アドオン
- 属性
は記入しなくてOKです。(放置で大丈夫です)
※詳しくは公式の出品マニュアルをご確認ください。(出品マニュアル )
【?】「関連商品の項目は?」
初出品の人は空欄でOKです。
2つ目の出品の際に、関連商品の名称を入力しておくと、説明文の下に『おすすめ商品』を載せることができます。↓
関連商品を入力する際は、
- 商品Aから商品Bへ
- 商品Bから商品Aへ
という様に両方から入力しておくと効率が良いでしょう。
【?】「商品のURLが変な感じになるんだけど…」
という人もいると思います。
この変な文字列の原因は、URLに日本語が含まれている場合に発生します。
URLはデフォルトの状態だと日本語が含まれた状態になっています。
見栄えが悪いだけでなく、Twitterの文字数を圧迫するので下記の手順で修正してください。
編集画面のタイトルの下にある『パーマリンク』の編集をクリックします。
日本語になっている部分を削除して、アルファベットで文字を入力します。
- afk-tabako
- 3d-tabako
- vrc-tabako
などを自由に入力します。
短めにわかりやすい文字を入力しておきましょう。
下にスクロールして『商品を保存』をクリックして変更を保存します。
これで短くスッキリしました。
まとめ:DIGICOCO(デジココ)で3Dモデルを販売してみよう!
DIGICOCO(デジココ)の特徴と販売開始までの手順をまとめました。
BOOTHには無いギフト機能や手数料の安さなど、今後もさらに進化していくことでしょう。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
おしまい。