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【VRChat】3点トラッキングで快適にVR睡眠をする方法まとめ

2022/4/7 VRC睡眠システム_v2.0.0の追記を行いました。

いーぐるです。

今回は「3点トラッキングでVR睡眠をしたいけど…」

  • 『現実の体の向き』と『VRChatのアバターの姿勢』が揃わない…
  • フルトラッキング環境があるけど、トラッカーを装着したままだと寝にくい…
  • 快適かつ簡単にVR睡眠を楽しめる方法が知りたい…

と悩んでいる人に向けて記事を書きます。

Oculus Quest2などの3点トラッキングでVR睡眠をしようとすると、

現実の体は右向きに寝ているのに、アバターの体は左向きに寝てしまう…」

という問題がありますよね。

フレンドと添い寝したくても現実の体の向きが合わなくて、もどかしい思いをした人も多いのではないでしょうか?

とはいえ仮にフルトラッキング環境があったとしても、

「現実で掛け布団を被ると、下半身のトラッキングが乱れてしまう…」

という問題もあります。

 

でもご安心ください!

今回は上記の問題を簡単に解決できる、

をご紹介します。

上記のツールを導入すれば、3点トラッキングのまま快適にVR睡眠が行えます。

詳しくは後述しますが、

現実の体とVRChatのアバターの向きを、ボタン1つで合わせることができるギミックです。

導入方法も難しい調整は一切無く、Unity初心者でも簡単に設定できます。

どこでも寝ることができるので、ワールドのベッドにsit判定はあるものの

  • お互いの寝る位置が離れすぎている…
  • もっとくっついて添い寝したい…
  • 横になりながら、なでなでしたい…

といったニーズも満たしています。

 

この記事では、

  1. VRC睡眠システム・ごろ寝システムを設定する方法
  2. 実際に使ってみた感想
  3. どっちを使うのがおすすめなのか?

という内容を解説します。

「VR睡眠を快適に行いたいけど、難しいことはわからない…」という人はぜひ参考にしてください。

※この記事は2022年3月27日現在の情報です。

※記事で使わせていただくアバター:オリジナル3Dモデル「TETRA(テトラ)」 – いのりんのお店 – BOOTH

【VRChat】VRC睡眠システムの設定方法・使い方

【VRC睡眠システム】3点トラッキングでも快適にVRC睡眠!

まずは『VRC合法チート研究会』様のVRC睡眠システムからお伝えします。

上記のリンクからダウンロードしてUnityにインポートできる状態にしてください。

※VRC睡眠システム等の体験ワールドがVRChatにあります。試してみたい方はこちらのツイートからどうぞ。↓

1.Unityにデータをインポートする

(今回はテトラちゃんを使って解説します。ボーイッシュでかわいいのでおすすめ!)

  • アバターSDK
  • Dynamic Bone
  • アバター
  • 『VRC睡眠システム』

をUnityにインポートします。

いつも通りVRChatにアバターをアップロードする手順で進めてください。

アバター3.0で進めるよ! 

 

2.VRC睡眠システムを設定する

  1. アバターをHierarchyに入れる
  2. 『VGC』から『SleepingSystem』を起動
  3. アバターをドラッグ&ドロップ
  4. 『セットアップ』をクリック

すれば設定完了です。

※写真はVRCSleepingSystem_v1.1.2です。↑

追記:2022/4/7現在の最新版(VRCSleepingSystem_v2.0.0)は、TKSP様のツイートを参考に同様してください。↓

※前回のバージョンを導入済みの方は、Unityを新規プロジェクトで立ち上げて設定してください。

僕は古いバージョンに上書きインポートして導入しようとした結果、VRChat上で不具合が起きてしまい、ギミックが作動しませんでした。

 

セットアップが完了したら、VRChatにアバターをアップロードして動作確認を行ってください。

何らかのエラーが出てアップロードできない場合は、『VRCSDKトラブルシューティング – VRChat初心者向けガイド』が参考になります。

Dynamic Boneはインポートしたかな? 

 

3.VRChatで『VRC睡眠システム』を使ってみよう!

使い方はメニューを開いてポーズを選択するだけです。

  • 仰向け
  • うつ伏せ
  • 空気椅子
  • 足を延ばして座る

が選択できます。

ポーズを選択した際に体が地面に埋まってしまう場合は、『高さ調整』で上下に位置を調節できます。

高さが決まったら『足固定』を選択することで、首を動かしても体の向きが動かなくなり、歩けない状態になります。

  1. アバターの姿勢・高さを微調整する
  2. 『足固定』で誤操作を防ぐ

という使い方ができるのです。

詳しい使い方はVRC睡眠システムの『使い方』の項目をご覧ください。

『VRC合法チート研究会』様公式の解説動画がYouTubeで公開されています。

動画も合わせてご覧ください。

 

【注目】VRC睡眠システムは写真撮影にも活かせる!

『高さ調整』を応用することでsit判定が無いところに座ったり、寝転ぶこともできます。

階段や本棚の上など、sit判定が無く座れない場所に座った写真撮影にも応用可能です。

高さを合わせた位置に視線も追従します。

本来フルトラッキングでしか出来ない写真撮影が、3点トラッキングでも気軽に行えるところが良いなと思いました。

汎用性を重視したい人におすすめだよ! 

 

【VRChat】ごろ寝システムの設定方法・使い方

【無料】【VRChat Avatars 3.0】ごろ寝システム – minminmart – BOOTH

続いて『minminmart』様のごろ寝システムについて解説します。

こちらのツイートのリプ欄に商品に関する情報が含まれています。合わせてご覧ください。

1.Unityにデータをインポートする

  • アバターSDK
  • Dynamic Bone
  • アバター
  • 『ごろ寝システム』

同様に上記のデータをUnityにインポートします。

 

2.ごろ寝システムを設定する

  1. アバターをHierarchyに入れる
  2. 『MinMinMart』から『Supine Combiner』を選択
  3. アバターをドラッグ&ドロップ
  4. 『Check』から『Combine』をクリック

して設定完了です。

VRChatにアップロードして使ってみましょう。

 

3.VRChatで『ごろ寝システム』を使ってみよう!

使い方はVRC睡眠システムと同様に、メニューを開いてポーズを選択するだけです。

  • Supine(仰向け寝)
  • Right Side(横向き寝)
  • Left Side(横向き寝)
  • Petan(ペタン座り)

が選択できます。

ポーズを選択しても何も起こらない場合は、頭の位置を低くしてください。

アバターが『伏せ』の状態になっている時に作動します。

ポーズを選択して『Foot Anchor』を選択すると足が固定されます。

詳しい使い方はごろ寝システムの『使い方』の項目をご覧ください。

『minminmart』様公式の実演例がYouTubeで公開されています。

合わせてご覧ください。

 

【注目】ごろ寝システムはベッドで雑談したい時にもおすすめ!

ごろ寝システムは(VR・現実)のベッドに寝転がって、雑談したい時におすすめです。

  1. 寝る前に雑談(ペタン座り)
  2. (横向き寝)でVR睡眠

という使い方ができます。

「まだ寝ないけど、ベッドの上でお話したい」という場面で、ペタン座りも選択できるところが個人的に好印象でした。

(VRC睡眠システムにも座るポーズは用意されていますが、個人的にペタン座りが好きなので)

雑談が終わって「そろそろ寝よっかー」という場面で、そのまま寝るポーズに切り替えて使えます。

ごろ寝システムはその名の通り『ごろっと寝転がる』感じが好きです。

雑談してからVR睡眠をする人におすすめだよ!

 

【VRChat】VRC睡眠システムとごろ寝システムはどっちを使うのがおすすめなのか?

VRC睡眠システムとごろ寝システムは、追加パッチで併用できます。

どっちを使うか迷った方は両方入れてみて、場面ごとに使い分けるのがおすすめです。

追加パッチの設定方法を解説するよ! 

 

1.追加パッチで併用できる!

VRC睡眠システム側から『ごろ寝システム追加パッチ』をダウンロードします。

データをUnityにインポートしてください。

 

2.追加パッチを設定する

  1. VRC睡眠システムを設定する
  2. 『VGC』から『SleepingSystemGoroneUpdate』を選択
  3. アバターをドラッグ&ドロップして『セットアップ』を選択

すれば設定完了です。

前述した『VRC睡眠システムを導入する』の項目を参考にして、VRC睡眠システムを設定した状態で追加パッチを設定します。

あとは同様にVRChatにアップロードして動作確認を行ってください。

 

【トラブル】ギミックが作動しない場合

『VRC睡眠システム』と『ごろ寝システム』には以下の特徴があります。

  • VRC睡眠システム:アバターが立ったままでもギミックが作動する
  • ごろ寝システム:アバターの頭が低い位置にある時に作動する

VRC睡眠システムを使った直後に、ごろ寝システムを使おうとした場合、ギミックが作動しない場合があります。

ごろ寝システムが作動しない場合は、アバターを伏せ状態にした上で

OpenVR Advanced SettingsのSpaceDrag

を使ってプレイヤーの視点をさらに低くしてみてください。

伏せ状態になっても『ごろ寝システム』が作動しない時に有効な解決策です。

とはいえ『SpaceDrag』はゲーミングPCが無ければ導入できません。

ごろ寝システムが合わない人は、VRC睡眠システムをご利用ください。

 

まとめ:3点トラッキングでVR睡眠をする時はVRC睡眠システム・ごろ寝システムがおすすめ

  • VRC睡眠システム
  • ごろ寝システム

を使って3点トラッキングで快適にVR睡眠をする方法をお伝えしました。

上記のツールを使うことで、VR睡眠時の体の向きを手軽に合わせることができます。

VR睡眠を快適に行いたい人はぜひ使ってみてくださいね。

おしまい。

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