先日BOOTHから無料でダウンロードした、『キョンシー移動モーション』をアバターに導入して遊んでみました。
両手を前に出したまま、ぴょんぴょんジャンプしながら移動することができます。
今回は『キョンシー移動モーション』を使わせていただき、アクションメニューからON・OFFできる、アニメーションの設定方法について解説していきます。
このON・OFF設定をすることで、
- 『ON』キョンシー移動
- 『OFF』普通の移動モーション
という感じにアクションメニューから切り替えて遊べるようになります。
この記事では、
- 基本的なアニメーションの導入方法
- AFKモーションの設定方法
- アニメーションの不具合の対策
をお伝えします。
目次をご覧いただき、必要な情報の項目へ飛んでください。
※この記事は『アバター3.0』の解説記事になります。アバター2.0とは仕様が異なるのでご注意ください。
※1度でもアバターをアップロードしたことがある方は、見出しから【VRChat】アバター3.0でアニメーションを導入する方法へ飛んでください。
『キョンシー移動モーション』はこちらからダウンロードできます。↓
【無料】VRC想定キョンシー待機、移動モーション – 半沢のモーション部 – BOOTH
・2021/11/3 古い情報の修正を行いました。
目次
【VRChat初心者】Unityを使ってアバターにアニメーションを導入しよう
まずは超初心者向けに、素材データ、Unityのダウンロードから解説していきます。
知ってる方は飛ばしてください。
1.BOOTHの無料素材をダウンロードする
今回は写真の【無料】VRC想定キョンシー待機、移動モーションを使わせていただきます。
こちらからダウンロードしてください。↓
【無料】VRC想定キョンシー待機、移動モーション – 半沢のモーション部 – BOOTH
ZIPファイルがダウンロードされたら、
- 名前をつけて保存する
- ファイルを選択して、ダブルクリック
- 「すべて展開」をクリック
します。
2.Unity『2018.4.20f1』をインストール
という方はこちらからダウンロードできます。↓
Unity のリアルタイム開発プラットフォーム | 3D/2D、VR/AR のエンジン
※筆者のバージョンは『2018.4.20f1』を使用しています。
Unityのインストールについてはこちらの動画が参考になります。(僕もこちらの動画からスタートしました)
もしくは『Unity』『VRChat』『アバター』『アップロード』などのキーワードでググってみてね。
3.アバター3.0をダウンロード
続けてアバター3.0をダウンロードします。
ダウンロードはVRChatにPCのブラウザからログインして、画面左の『Download』をクリックします。
ページが切り替わったら、『Download SDK3 – Avatars』をダウンロードします。
VRChatで使用するアバターをアップロードするには、
- アバター3.0
- もしくはアバター2.0
のどちらか1つが必ず必要です。
このファイルはアバターと書かれていますが、アバター(キャラクター)とは別物です。
ザックリ言うと、「アバターをVRChatにアップロードするために必要なファイル」という位置づけです。
それぞれの特徴は理解しなくてOKなので、ファイルさえ手に入れておけば問題ありません。
Unityを起動したら、かならずどちらか(2.0 or 3.0)を使用すると覚えておいてください。
今回はアバター3.0を使用します。
4.BOOTHでアバターを購入する
アバターをアップロードするには、自由に改変できるアバターを手に入れる必要があります。
今回は大人気アバター『狐雪』ちゃんを使って解説します。(一部Tienちゃんも使用)
- 利用規約(重要)
- アバターのアップロード方法
をよく読んで、あなたの好きなアバターを使っていただいて結構です。
BOOTHで『VRChat』『アバター』『無料』などのキーワードで検索すると、無料のアバターもあります。
注意すべきポイントは、
- アバター3.0未対応
- Unity-Chan Toon Shader
の文字です。
「アバター2.0はOKだけど、3.0の動作保証はしていないよ」というアバターも販売されています。
またUnity-Chan Toon Shader(ユニティちゃん トゥーンシェーダー)を使って作られているアバターは、それらのファイルもダウンロードして、Unityにインポートしないとバグります。
不安な方は気に入ったアバターを使っている人に直接聞くのがおすすめ。
- Unity『2018.4.20f1』をインストール
- アバター3.0をダウンロード・展開
- BOOTHの無料素材をダウンロード・展開
- アップロードしたいアバターを購入・ダウンロード
5.Unityを起動してファイルをインストールする
準備ができたらUnityを起動して、必要なファイルをインポートしていきます。
- 『Assets』をクリック
- 『Import Package』にマウスを合わせる
- 『Custom Package』クリック
- ファイルの中の『Unity Package file』を選択
- 『import』をクリックする
という流れで入れていきます。
↑『Custom Package』をクリック
↑『import』をクリック
インポートは上記の順番を参考にして行ってください。
先にアバターのアップロードに必要なファイルを揃えてから、アバターのデータやアニメーション素材を入れていきます。
アバター3.0、Unity-Chan Toon Shaderよりも先にアバターのデータを入れると、バグる場合があるのでご注意ください。
上記の順番をお料理に例えると以下のようになります。
- アバター3.0(まな板)
- アバターのデータ(にんじん)
- アニメーションの素材データ(キャベツ)
というイメージです。
加工したい食材(アバター・素材データ)の前に、まな板(アバター3.0)を敷きます。
- 必要なファイルを順番にインポートする
- 順序に気をつける
6.インポートしたデータをHierarchyにドラッグ&ドロップ
インポートされたファイルは、画面左下のAssetsに並びます。
アバターのファイルの中から『.prefab』ファイルを選択し、Hierarchyにポイッと入れます。(ドラッグ&ドロップ)
ここでの注意点は、『.prefab』ファイルの近くに『.fbx』ファイルが存在する場合が多いという点です。(アバターの作者によって異なります)
という感じです。
『.prefab』ファイルを使います。注意してください。
- Hierarchyにアバターの.prefabファイルを入れる
Hierarchyに入れるファイルを間違えたら…
間違えて.fbxをHierarchyに入れてしまったら、
- Hierarchyの消したいファイルを右クリック
- 『Delete』を選択する
と消すことができます。
【VRChat】アバター3.0でアニメーションを導入する方法
下準備が整ったら、いよいよアニメーションの導入してみましょう。
という流れを詳しくお伝えします。
工程が多いように感じますが、細かく区切っているだけなので、10分くらいで終わると思います。(慣れれば5分!)
ここから読み始める方は、Unityを新規プロジェクトで始めることをおすすめします。
既存のファイルを削除する場面があります。ご注意ください。
1.VRC Avatar Descriptor(Script)を入れる
Hierarchyに入れたアバターのデータをクリックして選択します。
選択した状態で画面の右側を見てください。
ゴチャゴチャと細かい文字が並んでいて嫌になると思いますが、『VRC Avatar Descriptor(Script)』を探してください。
最初から組み込まれている場合もありますが、アバターによっては入っていない場合があります。
その場合は一番下までスクロールして、『Add Component』をクリックします。
虫眼鏡のところに『avatar』と入力すると、『VRC Avatar Descriptor(Script)』が出てくるのでクリックします。
『VRC Avatar Descriptor(Script)』の中の『Playable Layers』を探します。
2.vrc_AvatarV3ActionLayer を選択する
『Playable Layers』の中の『Action』の『Default Action』をクリックします。
※アバターによっては『Default Action』が、アバター特有の設定になっている場合もあるでしょう。(支障はありません。)
端の小さい○をクリックすると、メニューが開きます。
その中から
- 『vrc_AvatarV3ActionLayer』
を探して選択します。
『Action』の欄に入った『vrc_AvatarV3ActionLayer』をダブルクリックすると、Animatorの画面に移ります。
3.Animator画面の設定
Animator画面を見た瞬間にテンション下がる人、割りと多いんじゃないかと思います。笑(僕もそうでした)
でも安心してください。編集するのは写真に囲ってある部分だけです。
まず写真と同じように、マウスの範囲選択で
- 一番上の『stand_wave』から
- 一番下の『getup_from_back』まで
一度に選択します。
選択した状態で右クリックをします。
『Delete』を押して、範囲選択で囲った項目をすべて削除します。
(※Deleteはstand_waveなどの、文字の上で右クリックしないと表示されません)
ここで消すのは、dance_loopなどデフォルトで使えるアクションメニューです。
消しても問題ないので全部消します。
かなり脳筋なやり方ですが、ゴチャゴチャしていると見づらいだけでなく、設定ミスを引き起こしやすいので、全部消すのがおすすめ。
はい!スッキリしましたね。
ここから編集するのは矢印の2つ
- 『Prepare Standing』
- 『BlendOut Stamd』
と、導入するアニメーション素材だけです。
4.アニメーション素材をAnimatorに入れて矢印を繋ぐ
スッキリしたAnimator画面に、アニメーション素材を入れて設定を行います。
今回は先ほどダウンロードした、【無料】VRC想定キョンシー待機、移動モーションを使わせてもらうので、Asstesの中からファイルを選択します。
ファイルの中の『jiangshiwalk』を、Animator画面にポイッと入れます。(ドラッグ&ドロップ)
素材が入ったら、
- 『Prepare Standing』を選択して右クリック、
- 『Make Transition』をクリックする
- 白い矢印をjiangshiwalk(素材データ)に繋ぎます
- 同じようにjiangshiwalkから『BlendOut Stamd』に繋ぎます
これで矢印が繋がりました!
5.Write Defaultsにチェックを入れる
- 『Prepare Standing』を選択して、
- 画面右側の『Write Defaults』にチェックを入れる
- 同じように『BlendOut Stamd』を選択して、
- 『Write Defaults』にチェックを入れます
これは忘れがちなので、注意してください。
- 『Prepare Standing』
- 『BlendOut Stamd』
の両方にチェックを入れます。
6.繋いだ矢印の編集をする
繋いだ矢印に簡単な編集をします。
- 『Prepare Standing』からjiangshiwalk(素材データ)に繋いだ矢印をクリックする
- 画面右側を見て、『List is Empty』の+をクリックします
上の青いゲージ?は無視してOKです。
- VRC Emote(変更しない)
- Greaterを『Equals』に変更
- 数字の0を1に変更(半角入力)
写真を参考にして変更してください。
数字は半角入力で入れてください。(バグります)
同じように
- jiangshiwalk(素材データ)から『BlendOut Stamd』に繋いだ矢印をクリック
- 『List is Empty』の+をクリックする
一部先ほどと異なるのでご注意ください。
- VRC Emote(変更しない)
- Greaterを『NotEqual』に変更
- 数字の0を1に変更(半角入力)
で完了です。
これでAnimator画面は完了です。お疲れ様でした!!
補足説明を書いておくので、サラッと読んでおいてください。
(アバターに複数のアニメーションを設定したい場合は必読)
『List is Empty』に入力した数値の意味
半角入力で0を1に変更しましたが、これは繋いでいるアニメーションの数を表しています。
今回はデフォルトで存在していた、stand_waveなどを範囲選択ですべて消しましたよね。
追加するアニメーションの数が1個だけだったので、数値は1と入力しました。
これらがすべて消さずに残っていた場合、
- デフォルトのアニメーションは9個
- キョンシーのアニメーションが1個
で合計10個のアニメーションがありました。
その場合、キョンシーのアニメーションに半角入力する数字は10となります。
そして数字は入り口と出口で必ず同じ数字でなければなりません。
- 『Prepare Standing』から素材データに繋いだ矢印(入り口)
- 素材データから『BlendOut Stamd』に繋いだ矢印(出口)
の数値は必ず同じ値を入力するということです。
入力ミスは「アニメーションが再生されない」といった不具合の原因になります。
- 繋いでいるアニメーションの数を数える
- 入り口と出口の数値は同じ値を入力(間違えたらダメ)
- 両方とも必ず半角入力
7.アクションメニューを編集する
Sneneをクリックして最初の画面に戻ります。
アバターを選択した状態で画面右側を下にスクロールします。
- 『Expressions』の△をクリックして開き、
- 『Menu』の項目をクリックします
僕は狐雪ちゃんアバターを使っているので、表示が
- 『KoyukiMenu(VRCExpressionsMenu)』
になっていますが、その他のアバターでは別の文字が書かれているはずです。そこをダブルクリックします。
するとアクションメニューを編集できる画面に移ります。
狐雪ちゃんの場合はデフォルトで、
- 服
- けもの
- しっぽ
のメニューがあります。
その下にある『Add Control』をクリックすると、『New Control』が追加されます。
この『New Control』に新しく追加したデータの情報を設定します。
- 『Name』をわかりやすい名前に変更(日本語OK)
- 『Type』を『Toggle』に変更
- 『Parameter』を『VRCEmote,Int』に変更
- 『Value』は白い矢印に入力した数値を入力(今回は1)
ここも数字の入力は半角で行ってください。
※アバターによっては最初から枠が全部使用されていて、新しくデータを追加できない場合があります。
その場合は既存のデータを1つ消すと選択できるようになります。
おめでとうございます!これでおしまいです!!
設定は完了なので、Unityに慣れている人はアバターをアップロードして、アクションメニューをご確認ください。
アップロードが初めての方は、もう少しお付き合いください。
※『Unity上で、導入したアニメーションを再生して確認する方法』を追記しました。
- どう動くのか早く見たい方
- アクセサリー等が再生中にブレないか確認したい方
ももう少しお付き合い願います。
8.アバターをアップロードする
VRChatのユーザー名・パスワードを入力する。
(※ユーザー名はプレイヤーの名前ではなくIDです。VRChatのアカウントを作る時に作ったやつ)
- 画面上部の『VRChat SDK』を開く
- 『Show Control Panel』を選択
- VRChatのユーザー名・パスワードを入力して『Sign In』をクリック
- 一番下の『Build & Publish for Windows』をクリック
- Update Avatar画面を入力
- 『Upload』をクリック
- 『OKay』クリックして完了!
- VRChatにログインして確認
この記事と同じようにやっても、ここの画面でエラーが出てアップロードできない場合があります。
その際はエラーの文章を、そのままGoogleで検索してみてください。
- Avatar Nameは日本語OK
- Descriptionの中は何もしなくてOK
- The above~というところにチェック
を入れると『Upload』を押せるようになるので押します。
30秒くらい待つと、以下のメッセージが表示されます。
↑『OKay』を押して完了!
これで本当に終わりです。
お疲れ様でした。
VRChatにログインして、アバターを変更する画面にアップロードされているかを確認しましょう。
【Unity】VRChatにアップロードする前にアニメーションを再生して確認する方法
という方もいると思います。
アバターにアクセサリーを付けている方は、アニメーションの導入によって、アクセサリーの位置がおかしくならないか気になりますよね。
アップロードしてから微調整するのは面倒くさいですし。。
そういう方に向けて、Unity上でアニメーションを再生する方法もお伝えします。
という感じです。
1分くらいでサクッと終わります。
1.『Animator Controller』を追加
Unityでアニメーションを再生するには、
- アニメーションファイル(導入したやつ)
- アニメーターファイル(新しく追加)
この2つが必要です。
アニメーターファイルは、『Unityでアニメーションを再生するのに必要なファイル』という位置付けです。
(Unityで再生せず、VRChatへ直行するなら不要です。)
追加する方法はとっても簡単で、
- 画面左下の『Assets』をクリック
- 右クリックで『Create』から、
- 『Animator Controller』をクリック
するだけでOKです。
追加されたアニメーターの名前を、わかりやすい名前に変更します。(日本語以外なら何でもOKです)
表示が青くなっている時に、マウスカーソルを合わせると名前を変更できます。
(キーボードのback spaceで全部消せます)
という方も安心してください。
- アニメーターファイルを右クリック
- 『Rename』をクリックする
と名前を変更できます。
(testに名前を変更して進めます。)
2.『Animator』にアニメーターファイルを入れる
名前が変更できたら、
- アバターを選択する
- アニメーターファイルを、画面右の『Animator』内の、
- 『Controller』の中にマウスで掴んで入れる
- 入れたファイルをダブルクリックする
ところまで行ってください。
『Controller』の中の表示は人それぞれだと思います。
- 『SDK3.0○○(アバター名)』
- 『None』
など色々だと思いますが、無視して入れちゃってOKです。
ここまで出来たら、入れたアニメーターファイルをダブルクリックします。
3.『Animator』画面の編集(簡単)
と思っている方、ご安心ください。
一瞬で終わります!!
- 画面左下の『Assets』の中から、導入したアニメーションファイルを選択
- マウスで掴んで『Animator』画面に入れる
- 『Scene』を押して最初の画面に戻る
だけです。
(勝手に矢印が繋がります!!)
Animator画面はこれで終了です。
『Scene』を押して最初の画面に戻りましょう。
4.カメラの位置を合わせて確認
ここまで来たら、アニメーションを再生できる状態になっています。
試しに画面の上にある『再生ボタン』を押してみてください。
「おや…?遠くで何か動いているぞ…?」
という状態になっていると思います。笑
これでは遠すぎてよく見えないので、カメラの位置を合わせていきます。
※『再生ボタン』をもう一度押すと、元の画面に戻ります。
- 画面左の『Hierarchy』から、
- 『Main Camera』を選択
します。
するとカメラ視点が見られるようになります。
『Camera Preview』に映っているものが、再生ボタンで映ります。
カメラが遠いので近づけます。
- 画面右の『Transform』の中の、
- 『Position』のZを‐10から1にして、
- 『Rotation』のYを0から180にする
ことで、カメラをアバターに近づけて、『Camera Preview』に映せます。(数値は半角入力)
でも少しズレていますよね。
そんな時は、カメラのXYZ軸をマウスで動かして微調整します。
画面の中の矢印をマウスで掴んで、『Camera Preview』を見ながら、アバターが真ん中になるように動かしてみてください。
ここからは初心者向けの操作方法を解説します。
軸方向と色
という感じです。(使っているうちに覚えます)
まとめると、
- 座標の数値でザックリとカメラ位置を決めて、
- XYZ軸を掴んで微調整する
という感じで使います。
(※0.001単位などを、数値で微調整することもあります)
画面の視点の動かし方
という方、大丈夫です。
画面の中で右クリックを押しっぱなしにしながら、マウスを動かすと、自由に視点を切り替えられます。
そこにマウスホイールを合わせて、直感的に操作できます。
説明がわかりにくかもですが、実際に触って動かしてみてください。
画面右上の軸をクリックすると、各軸方向の視点へ一瞬で切り替わります。
アバターに近づきすぎると、マウス操作が重くなる場合があります。(仕様)
その際はマウスホイールで一度離れてから操作してください。
アップロード画像の変更(任意)
と思った方もいるのではないでしょうか。
T字の状態が解除されて、アニメーションが再生されちゃうんですよね。
(※ここで再生ボタンを押してしまうと、アップロード画面が解除されてしまいます)
アバターのサムネイル画像が適当でも気にしない方はOKですが、気になる方は、
というツールを入れることで、好きな写真に差し替えることもできます。
(※ツールを使わなくても出来ますが、初心者向けではないのでツールの使用をおすすめします。)
VRChatで撮影した写真を入れたり…
ペイントソフトで絵や文字を書いて入れれば、あなただけの個性を出せます!
アバターと同じように、
- 利用規約を読む
- BOOTHからダウンロード・展開
- Unityにインポートする
だけで使えます。
ツールのダウンロードはこちらからどうぞ↓
VRCAvatarThumbnailTool v0.2 – TARBIN WORKS – BOOTH
BOOTHの紹介写真に使い方も書かれています。
【VRChat】アバターのAFKモーションを変更する方法
VRChatを遊んでいる時、フレンドさんが「ちょっとトイレ行ってくるね!」と言った途端、アバターが
- あぐらをかいたり、
- 腕を組んで座ったり
するのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
あの現象は主にプレイヤーが、
- VRヘッドセットを脱いだ時
- Oculus Quest2のメニューボタンを押した時
などに発生します。
この項目では、AFKモーションを変更する方法をお伝えします。
だけでおしまいです。
他のどの項目よりも簡単で、初心者の方でも5分あれば完了しますので、サクッと導入してみてくださいね。
- 離席のことをAFKと呼ぶことがあります。
- 読み方は「エーエフケー」「あふけ」などと呼ばれます。(オンラインゲームで使われることがあります。)
- 「ちょっとAFKするね!5分くらいかな~」という感じです。
- 慣れない方は普通に「離席します」でOKですよ。
1.BOOTHでAFKモーションをダウンロードする
今回は僕が作ったAFKモーションを例にお伝えします。
「ねむいよ~」って目を擦るAFKモーションです。
無料版の方でOKなので、興味のある方は試してみてくださいね。
↓こちらからダウンロードできます。
2.vrc_AvatarV3ActionLayerを開く
Hierarchyに入れたアバターを選択した状態で、
- 『VRC Avatar Descriptor(Script)』の中の、
- 『Playable Layers 』の『Action』から
- 『vrc_AvatarV3ActionLayer』を選択
します。
『vrc_AvatarV3ActionLayer』をダブルクリックして、Animator画面に移ります。
※すでにお伝えしていますので、ザックリとした説明で進めます。
「説明が足りないな」と感じたら、目次を開いて、
- 【VRChat】アバター3.0でアニメーションを導入する方法の1番
から読んでみてくださいね。
3.Motionの中にアニメーションファイルを入れる
Animator画面に移ったら、写真の赤い矢印の中の項目を、マウスで選択した状態にします。
次にアニメーションファイルをマウスで掴んで、『Motion』の中に入れます。
3つのMotionの中に、アニメーションファイルを入れたらおしまいです。
VRChatにアバターをアップロードして、動作確認を行ってください。
このブログでは、基本的なAFKモーションの設定方法に加えて、
の設定方法についてもお伝えしています。
【Unity】再生中のアニメーションに3Dモデルの小物を合わせる方法
この項目では再生中のアニメーション(ポーズ)に、3Dモデルを合わせる方法をお伝えします。
3Dモデルを合わせることで幅広い表現が可能になります。
アニメーションの動作確認用として、【AFK】お茶を無料配布しているので、ダウンロードしてお役立てください。※
(※【AFK】お茶はアクションメニューからアニメーションを再生させる場合にもご利用いただけます。)
手順をザックリ説明すると、
- VRChatのアップロードに必要なものをインポートする
- Animator Controllerにアニメーションファイルを設定する
- 3Dモデルの座標を合わせる
- アバターに3Dモデルを設定する
- VRChatにアップロードする
という流れで進めていきます。
※AFKモーションの設定方法とは異なります。AFKモーションを設定したい方は、本記事の目次から『アバターのAFKモーションを変更する方法』をご覧ください。
1.VRChatのアップロードに必要なものをインポートする
- アバターのアップロードに必要なファイル等のUnityPackageをインポートする
- 右クリックからAnimator Controllerを追加する
ところまで進めます。
Unityを起動して、VRChatのアップロードに必要なファイルをインポートします。
Assetsの何もないところで右クリックをして、Animator Controllerを追加します。
2.Animator Controllerにアニメーションファイルを設定する
- アバターを選択した状態で、追加したAnimator Controllerをドラッグ&ドロップする
- ダブルクリックしてAnimator画面に移る
- Animator Controllerにアニメーションファイルを設定する
ところまで進めます。
Hierarchyのアバターを選択した状態で、写真のように、追加したAnimator Controllerを、アバターの『Animator』の『Controller』に入れます。
アバターに入れた『Animator Controller』をダブルクリックしてAnimator画面に移ります。
写真のようにアニメーションファイルをドラッグ&ドロップしたら、Sceneをクリックして最初の画面に戻ります。
3.3Dモデルの座標を合わせる
- 画面上部のWindowから、Animationを追加する
- Previewをクリックしてアニメーションを再生する
- Lockを選択して再生状態に固定する
- Hierarchyに3Dモデルを入れて位置を合わせる
- アバターに3Dモデルを設定する
ところまで進めます。
画面上部の『Window』から『Animation』を選択することで、Animator Controllerに設定したアニメーションファイルを再生できます。
Previewをクリックすると、アバターがTポーズから変化します。
ただしこの状態では3Dモデルを選択した際にアニメーションの再生が解除され、Tポーズに戻ってしまいます。これがかなりストレスになります。
アバターがTポーズに戻らないように、画像を参考にして『Lock』を選択してください。
Lockを選択することで、アニメーションの再生状態を固定できます。
Hierarchyに3Dモデルを入れて、再生中のアニメーションに合わせていきます。
画像を参考に、いろいろな角度から見ながら微調整を行ってください。
再生中のアニメーションに3Dモデルの位置を合わせることができたら、Hierarchyのアバターに3Dモデルをドラッグ&ドロップして設定します。
4.VRChatにアップロードする
- アニメーションのON・OFFを設定する
- 3Dモデルの出し入れ(ON・OFF)を設定する
- AnimatorのControllerを『None』にする
- VRChatにアバターをアップロードする
という流れでアップロードします。
①アニメーションのON・OFFを設定する
まずアニメーションのON・OFF設定ですが、本記事の目次から『アバター3.0でアニメーションを導入する方法』という項目をご覧ください。
この設定をすることで、アクションメニューから
- ONでアニメーションを再生
- OFFが通常の状態
という感じにVRChat内で切り替えることが可能になります。
②3Dモデルの出し入れ(ON・OFF)を設定する
このままVRChatにアップロードすると、3Dモデルがだしっぱなしになってしまいます。
それでは邪魔なので、アニメーションの再生と同じようにON・OFFで出し入れする設定を行いましょう。
3Dモデルの出し入れはこちらの記事から、『アバター3.0で小物を出し入れする方法』の項目をご覧ください。
③AnimatorのControllerを『None』にする
アバターを選択しAnimatorのControllerをNoneに変更します。
アニメーションを再生させたままアップロードしてしまうと、アバターの姿勢がバグる原因になります。
ご注意ください。
④VRChatにアバターをアップロードする
各種設定が完了したら、VRChatにアバターをアップロードします。
アップロードする手順を忘れてしまった方は、本記事の『アバター3.0でアニメーションを導入する方法』の中の『8.アバターをアップロードする』をご覧ください。
【VRChat】アニメーションに関係するバグ・不具合の解決方法まとめ(再生されない・変なポーズになる…など)
という方もいると思います。
最後にアニメーション関連のバグ・不具合についてお伝えします。
(※【Unity】VRChatで小物を出し入れする方法まとめ+α|の不具合に関しても、こちらでお伝えしています。)
・アニメーションが再生されない
まずは、アニメーションが再生されない不具合についてお伝えします。
結論から言うと、Animator画面での設定ミスが原因の場合が多いと考えています。(経験から)
具体的には『Prepare Standing』・『BlendOut Stamd』に繋いだ白い矢印の、
- 数字がすべて1になっている
- 数字が入り口と出口で異なっている
などが考えられます。
すでにお伝えしたことばかりですが、もう一度おさらいしましょう。
入力した数字がすべてに1になっていないか?(複数のアニメーションを導入する場合に限る)
- 『Prepare Standing』から素材データ
- 素材データから『BlendOut Stamd』
に繋いだ白い矢印をクリックして、『List is Empty』の数値を0から1に変更しましたよね。
この数値はアニメーションの数を表しています。
今回はデフォルトのstand_wave等はすべて削除して、導入したアニメーションの合計は1個(キョンシーのみ)だったので、数値は1です。
もしあなたがキョンシー以外のアニメーションを追加しているのであれば、
- 2つ目のアニメーションの数値は2
- 6つ目のアニメーションなら6
というように、設定するアニメーションごとに数値が変化している必要があります。
数字が入り口と出口で異なっていないか?
- 『Prepare Standing』から素材データ(入り口)
- 素材データから『BlendOut Stamd』(出口)
に繋いだ矢印をクリックしてください。
1つのアニメーションを設定する際、入り口と出口の数値が同じになっている必要があります。(今回は両方1が正しい)
これは信号を入り口から送って、同じ信号を出口から出す…というイメージです。
食堂で例えると、食券番号1番のカレーを注文したのに、厨房の人が間違えて、食券番号5番の唐揚げ定食が出てくる感じです。
あなたはカレーを注文したのに、唐揚げ定食が出てきたらトラブルになりますよね。
話を戻します。
よくあるのは、片方の設定をし忘れて0のままになっているパターンです。
もう一度確認してみてください。
・アニメーション再生中に、アバターがねじれてしまう
Animator画面で『Prepare Standing』・『BlendOut Stamd』に繋いだ、白い矢印の設定を忘れていませんか?
白い矢印は繋ぐだけではいけません。
矢印を個別に選択して、設定を行う必要があります。
もう一度この記事を読み直して設定した後、再アップロードしてみてください。
再アップロードしたら、
- 別のアバターに変える
- 今回アップロードしたアバターに変える
という手順を踏むことで、データが更新されます。
・アバターをチェンジした瞬間からポーズがおかしい
この不具合の解決策は簡単です。
- Hierarchyに入れたアバターを選択して、
- Animatorの、
- Controllerを『None』にして、
- 再アップロードする
だけでOKです。
Controllerの中に、アニメーターのファイルが設定されていると、VRChatでもアニメーションが常時再生されてしまう様です。
アップロードした直後(アニメーションを再生する前)から、変なポーズになる症状が出たら、最初にここを疑ってください。
再アップロードしたら、
- 別のアバターに変える
- 今回アップロードしたアバターに変える
という手順を踏むことで、データが更新されます。
アバターが正常なポーズになっていれば解決です。
・アニメーションに合わせた小物(3Dモデル)が変な位置に飛んでしまう
「Unity上ではキチンと合わせたはずなのに、VRChatにアップロードしたら、小物が意味不明なところに飛んじゃう…どうして…?」
というトラブル、僕も経験しました。マジでうんざりしますよね…。
でも解決策はあるのでご安心くださいね!
例えば狐雪ちゃんの場合、
- ▽Right shoulder
- ▽Right arm
- ▽Right elbow
となっています。
あなたが今『Right elbow』に小物のprefabを入れているのだとしたら、一段上の『Right arm』に小物のprefabを移してみてください。
『Right arm』でもダメなら、『Right shoulder』へ…というように、小物のprefabを入れるBoneを変更してください。
注意点は、
- 3Dモデルの位置はそのままでOK!
だということ。
あくまで入れたBoneとの兼ね合いで起きている不具合なので、3Dモデルの位置は動かさなくてOKです。
再アップロードしたら、
- 別のアバターに変える
- 今回アップロードしたアバターに変える
という手順を踏むことで、データが更新されます。
・再生はされるけど、バグって変なポーズになる
ジャンプや激しい動作はもちろん、小さな段差を踏んだ場合でも、アニメーションのポーズが崩れてしまいます。
これはVRChatの仕様です。
再生されたら、アバターを動かさずにジッとしておく…などで対処してください。
バグっても、アニメーションをOFFにすれば元に戻ります。
まとめ:VRChatのアバター3.0でアニメーションを導入する方法
アバターにアニメーションを導入する方法をお伝えしました。
アニメーションの数や中身が変化しても、設定の流れは基本的に同じです。
慣れればUnityの起動からアップロードまで5分程度でできるようになりますので、ぜひ覚えてみてくださいね。
最後に「この記事良いな~」と思った方は、Twitterでツイートしていただけると筆者が喜びます。
VRChatでアバターにアニメーションを導入する方法をブログにまとめました。
超初心者向けに書いたので、1度もUnityに触れたことがない方でも大丈夫です。
(Unityのインストールから、アバターのアップロードまで解説しています。)#VRChat#VRChat始めましたhttps://t.co/XAmnKRieat— いーぐる (@jiriblog) April 14, 2021
記事は以上です。
おしまい。