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【失敗談】BOOTHの3Dモデル販売で失敗したこと・対策まとめ

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この数字は実際に僕がBlenderで作って販売していた3Dモデル(小物)のポリゴン数です。

今回はBOOTHの3Dモデル(VRChat向け)販売で失敗したことと、対策についてお伝えします。

現時点の僕は、

  • BOOTHの販売歴:約3カ月
  • Blender制作歴:約4カ月
  • 商品の販売数:30種類(公開中のもの・無料含む)

という感じです。

「見切り発車で販売した結果、失敗しまくった」という話です。

3Dモデルの販売に興味がある方は参考にして、僕の二の舞にならないよう注意してください。

 

【BOOTH】3Dモデル販売の失敗と対策

失敗したこと

  1. ポリゴン数が15万を超える商品を販売していた
  2. テクスチャをBlenderで作れることを知らなかった
  3. オブジェクトのスケールが1になっていなかった
  4. セット販売で付属品を付け忘れた

ことの失敗と対策についてお伝えします。

1.ポリゴン数を調べずに出品してしまっていた

失敗理由・対策

  • ポリゴン数を確認していなかった
  • ポリゴン数を表示して作業する
  • ポリゴン数削減のモディファイアを使う

商品を作った当時、形を完成させるのが精一杯で、ポリゴン数に意識がまわりませんでした。

加えて面を滑らかにするモディファイア(サブディビジョンサーフェス)を使用してしまったのが、ポリゴン数15万の原因です。

現在はポリゴン数を画面に表示させ、必要であれば、ポリゴン数削減のモディファイア(デシメート)を使用しています。

 

ポリゴン数を表示して作業する

画像のように『統計』にチェックを入れると、ポリゴン数を表示できます。

『三角形面』というのがポリゴン数です。

ポリゴン数に関しては、こちらの記事から学びました。↓

3Dモデルの基本② ~3DCGの世界はポリゴンの集合体~ | 3DCG暮らし (tohawork.com)

 

ポリゴン数削減のモディファイア『デシメート』を使う

青いスパナのマークをクリックし、『モディファイアーを追加』から『デシメート』を選択して使用します。

デシメートを使うことで、増えすぎたポリゴン数をカンタンに削減できます。

出品してしまっていた商品は、デシメートでポリゴン数を修正しました。

 

2.テクスチャをBlenderで作れることを知らなかった

失敗理由・対策

  • Blenderでテクスチャを作ることを知らなかった
  • (フリーテクスチャをUnityのマテリアルに入れて表現していた)
  • テクスチャの基礎を理解できる動画を見て改善

Blenderでテクスチャを作ることを知らず、商用フリー画像をテクスチャに充てていました。

「他の人が作った3Dモデルと、自分の作った商品のテクスチャが違う」のはわかっていました。

しかし解決方法の調べ方がわからず、

  • どんなキーワードでググれば良いのか?
  • 調べてはいたが、初心者過ぎて情報を理解できなかった

ので、「とりあえず商用フリーのテクスチャを…」という感じで作っていました。

ノーマルマップ(表面のデコボコ)を作るために、Photoshopに課金までしていましたが、超初心者でも理解できる動画をYouTubeで発見し、改善できました。

 

Blenderで作った3Dモデルの色をテクスチャに変換する方法

テクスチャに変換する手順

  1. モデルを作る
  2. UV展開をする
  3. ノードを編集する
  4. テクスチャに変換する

ノードとは、もの凄くザックリ言うと、3Dモデルの表面の情報(光沢・デコボコ・色など)を編集する機能です。

編集したノードの情報をUnityで使うためには、テクスチャに変換して、png画像としてパソコンに保存する必要があります。

こちらの動画がBlender初心者にも優しくておすすめです。(動画の投稿主様に感謝)

↑たこ焼きの3Dモデルを作って、UV展開からノードを編集(色を塗る)ところまで学ぶことができます。

続いてたこ焼きの色やデコボコを、テクスチャに変換して保存するところまで、こちらの動画で学べます。

完成したたこ焼きをUnityで編集するために、

  1. ファイル
  2. エクスポート
  3. FBX(.fbx)

からパソコンに保存します。

 

Unityでテクスチャを設定する方法

  • FBXファイル
  • テクスチャ画像

をUnityの『Assets』の中にドラッグ&ドロップして入れます。

たこ焼きのFBXをHierarchyの中のに入れ、選択した状態にします。

テクスチャ画像をオブジェクトにドラッグ&ドロップすれば完了です。

ここまで手を動かして作業すれば、

  1. Blenderで作って、
  2. Unityで調整して、
  3. BOOTHで販売

する流れがイメージしやすくなります。

僕はたこ焼きの動画で、大幅に成長することができたので、「VRChat用の3Dモデルの作り方がよくわからない…」と悩んでいる方はぜひ見てください。

確実に制作の幅が広がります!!

3.Unityにインポートした時のスケールが1になっていなかった

失敗理由・対策

  • BlenderからUnityにそのまま送ると、スケールの値が1にならない
  • スケールを1にする方法を学んで改善した

Blenderで作った3DモデルをUnityに送る(FBXファイルでエクスポートする)と、スケールの値が小数点以下まで表示されてしまいます。

とはいえ、修正の方法が理解できていなかったので、そのまま出品してしまっていました。

 

3Dモデルのスケールを1にする方法

画像を参考にして、オブジェクトのスケールを見られるようにします。

オブジェクトを選択したまま、

  • キーボードの ctrl+A を押して、
  • スケールを選択すると、

XYZのスケールが1に揃います。

  1. ファイルを選択
  2. エクスポート→FBX(fbx.)を選択
  3. スケールを適用から『すべてFBX』を選択
  4. 『FBXをエクスポート』を選択

してパソコンに保存します。

この手順でエクスポートすると、Unityでスケールの値が1に揃います。

 

アバターを基準にサイズ感覚を調整する

Blenderでサイズを調整したけど、Unityに移したらサイズが大きすぎた… 

ということもありますよね。

そういう場合は、Blenderにて

  • アバターのFBXファイルを設置してサイズ感覚を確認する
  • (同じサイズ程の3DモデルでもOK)

のがおすすめです。

サイズ感覚を見て、キーボードのSで、直感的に大きさを変えられます。

アバターが身に着ける小物ではない場合であっても、何の基準も無いよりは、作業が捗ります。

手順としては、

  1. アバターを基準に3Dモデルのサイズ感覚を調整
  2. スケールを1にする
  3. Unityへエクスポートする

という感じです。

現在の僕はBlenderでサイズの調整を終わらせ、Unityでサイズをいじらないようにしています。

もしUnityで確認して、「もう少しサイズを大きく・小さくしたい」と思ったら、

  1. Unityで理想の大きさに調整(1.2~0.7などに変えてみる)
  2. 調整したサイズにBlenderで再度整える(XYZの値を変える)
  3. キーボードの ctrl+A 『スケール』で整えた値を1にする

という感じで微調整します。

 

※シミットちゃんのFBXファイルを撮影に使わせていただきました。

細身で美人なアバターです。おすすめ!!

横向きフィギュアエイト様

【オリジナル3Dモデル】「シミット -Simit-」 – 横向きフィギュアエイト – BOOTH

 

4.セット販売で付属品を付け忘れ、購入された方から問い合わせがきた

失敗理由・対策

  • セット販売の商品に付属品を付け忘れてしまった
  • 1つのUnityPackageにデータをまとめた

僕のショップでは時々、期間限定のセット販売を行っていて、

  • 商品A
  • 商品B
  • 商品C

という感じに、関連のある既存の商品をセット販売しています。

(↑商品Cを付け忘れたまま販売していた…)

その際に画像のように、それぞれのZIPファイルを貼って販売していました。

ところがある日、購入された方から…

商品Cが含まれていないのですが、一度確認してもらえませんか?

という連絡がきて、確認してみたところ、本当に商品Cが含まれていませんでした。

問題はそのお客様だけではありません。

その商品はすでに10名以上の方から購入されており、それまで僕は

  • 実際に商品の含まれていない『詐欺商品』を、
  • せっせと売っていた

というわけです。

これに気づいた時は、購入してくださった方に本当に申し訳なくて、頭が真っ白になりました。。

幸い連絡をくださった方は「商品Cのファイルを付けて修正してくれればOKですよ」とのことで、大きな問題にはならずに終わりました。

「詐欺だ!」と言われても文句言えないレベルの失敗… 

 

セット販売の商品は1つのUnityPackageにデータをまとめる

その後の対策として、UnityPackageファイルにまとめることにしました。

複数のファイルは1つにまとめた方が、買ってくださった方がダウンロードする際もラクですね。

 

BOOTHの『一斉送信メッセージ』で連絡

もし僕と同じ失敗をしてしまった場合は、BOOTHの『一斉送信メッセージ』で購入者に連絡を送りましょう。

特定の商品を購入されたお客様にだけ、メッセージ送ることも可能です。

 

まとめ:BOOTHの3Dモデル販売の失敗と対策

4つの失敗談と対策についてお伝えしました。

今後も失敗があれば追加する予定です。(失敗したくないですが。。)

BOOTHの3Dモデル販売に興味がある方は、こちらの記事もおすすめです。

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この記事では、

  • Unity
  • Blender
  • BOOTH(販売)

のことが何もわからない初心者が、15分でVRChat向けの自作3Dモデルを作って、販売するところまでを解説しています。

初心者が躓くポイントはもちろん、僕の失敗経験を活かしたノウハウをすべて無料で公開しています。

初心者だけでなく、すでに販売経験のある方にもお役に立てる情報が満載ですので、参考にしていただければ幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

おしまい

 

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