いーぐるです。
先日VRChatの友達のtapioka.zipさん(@tiippumanf34)と、
を作って公開しました。
Botの解説記事にも書いたのですが、
- 作者の『一番の推し』作品
- セール(割引)情報
をつぶやくBotを2022年12月4日から運用を開始しました。
今回は『VRChatの友達と一緒にBotを作った感想』について、思考の整理として自分用にまとめていきます。
創作活動ではBlenderやUnityでものを作るということはあったものの、個人プレーであり、他人と協力してものを作るという経験はありませんでした。
今回のBot制作企画では、
を担当する形でした。
Botを「こういうものにしたら良いんじゃないかな?」という話し合いをしまして、
tapiokaさんが「実装してみるね!」という感じで話が進みました。
話し合う場所は主にVRChatです。(ちょっとしたことはDiscordを使いました)
VRChatで方向性が決まったら、担当になっている作業をする…という感じでした。
【感想】VRChatの友達とBotを共同制作してみて思ったこと
いきなり結論を言ってしまうと、
- VRChatをベースに共同制作を行うと捗ること
- 愛嬌のある姿で「すぐ会える」こと
- 角が立たない会話ができること
などが主な感想です。
VRChatをベースにした共同制作の良さは、「堅苦しい挨拶を省いて、愛嬌のある姿ですぐに会えること」です。
VRChatでは僕もtapiokaさんも美少女アバターの姿で会います。
散々語りつくされていることではありますが、アバターの姿で会うと和みますし、話に角が立たないんですよね。
制作の企画を話し合う時も、
「こういう機能のBotがあったら良いんじゃないかなー」
「あー!それ良いかも。こんなのもどうかな?」
「ウケるwwそれにしよっかー」
という適当な感じで話が進みます。
姿の見えない相手とやり取りする場合、メールであれば
「お世話になっております。」
「ご連絡ありがとうございます。」
といった堅苦しい言い回しから、当たり障りなく本題に近づいていくやり取りになりますよね。
重要な物事を伝える際も、「相手に失礼のないよう、当たり障りない伝え方は~」ということで悩む必要がありません。
まわりくどい表現を一切省いて、
「文章だと伝えにくいから、今からVRChatで会って話を詰めたいんだけど…」
「いいよ!じゃあログインするね!」
という感じですぐ本題に入って本質的な部分を詰めていくことができます。
文章でやり取りする場面があっても、アバター同士の会話を経ていると、
「要件だけ伝えて、VRChatで補足すればいいや」という感じなのでコミュニケーションが円滑になります。
堅苦しい表現がイヤというわけではないのですが、連絡し合うことの精神的なハードルが大幅に下がるので、
- 本質的な話題に入りやすい
- 文章のやり取りに時間を使わない
- 役割に集中できる
というのがVRChatをベースに共同制作を行うメリットなんじゃないかと思う。
VR空間をベースとした共同制作は、
- 「見えない相手と文章を交わすこと」と、
- 「現実で対面で話し合う」ことの
良いとこ取りであると思います。
共同制作という場にVRのコミュニケーションを活かした経験をしたことで、VRChatが一段と好きになりました。
【反省】Botを使ってもらう過程を想像できていなかった
『VRChatイチオシ作品紹介Bot』はイチオシ情報に加えて、作品のセール情報もつぶやくようになっています。
ですが僕のイメージの中では「イチオシ情報」だけをつぶやくBotの予定でした。
ところが制作の中でtapiokaさんから、
「認知度が低かったら、イチオシ情報も増えないよね?」
「イチオシ情報が無かったら、何もつぶやかないBotになっちゃう。。」
「何もつぶやかないBotって無意味なんじゃないかな?」
と指摘され、「確かにそうかも…」ということで、セール情報もつぶやく機能を載せました。
この「イチオシ情報が無かったら、何もつぶやかないBotになっちゃう。。」というのは、完全に盲点でした。
恥ずかしい話ですが、企画を考えた時に『皆様がBotを使ってくれている未来』しか想像できていなかったのです。
「こういうものを作りたい!」という理想ばかり追いかけていて、肝心の「使ってもらうまでの過程」を想像できませんでした。
企画を考える時に、未来や理想を考えるのは本当に楽しいことですけど、「その理想をどう実現するのか?」ということも考えなければなりませんでした。
Botを共同制作して気づいたこと
ITエンジニアのtapiokaさんにBotを作ってもらって、純粋に
「エンジニアすげー!」
って思いました。笑
今回のBotについてtapiokaさんは、「Pythonっていう言語で作ったんだよ~」と話していました。
僕のプログラミングに関する知識は、
という無料のプログラミング基礎学習サービスで、Pythonを少し学んだ程度でした。
とはいえ何をどうしたら、Twitterのアカウントが勝手に情報をつぶやくようになるのか、全く(1ミリも)理解できません。
だから「エンジニアすげーな!」って思ったわけです。笑
知らないエンジニアに依頼をしたら、それなりにお金がかかりそうだったので、
「何かお礼がしたい」と話したら、
「暇つぶしに作っているだけだし、難しくないから気にしなくていいよ!」
と言ってくれました。
tapiokaさんにBotを作ってもらったのに対して、僕も解説記事を書きました。
4~5時間でサクッと書いて共有したところ、「記事のクオリティが高い!」と言われて驚きました。
自分の中では取るに足らない(と思っていた)ことを喜ばれるのは嬉しいし、「ブログやってて良かったな」と自己肯定感が上がった瞬間でした。
相手が持っていない能力を補い合うのは、とても合理的で楽しいものですね。
会社組織では部門ごとに担う仕事が違っていて、日ごろから「補い合っている」はずなのですが、当たり前すぎて忘れていました。
まとめ:またVRChatでまた共同制作したい
『VRChatイチオシ作品紹介Bot』は2022年12月4日の昼頃から運用をスタートしました。
4日ほど経過した現在、フォロワー数は14人。
うーむ。。なかなか厳しいですね…。
今回改めて「VRChatで行う共同制作はめっちゃ楽しい」ということを理解できました。
今後も企画を練って、公開していきたいと思います。
記事は以上です。
ここまで読んでくれてありがとうございました。