ジリです。こんにちは。
ピースボートに乗りたいけど、合計いくら必要なのか気になりますよね。
「実質0円で世界一周ができる」と言われているピースボートだけど、ホントに0円で行けるのか乗船経験のある人にインタビューしてみました。
結論から言うと、0円で世界一周はできません。
0円というのは、「船内でかかる費用をボランティアスタッフ活動を通して0円にできる…」というだけであり、それ以外にもお金が要ります。
インタビュー第2弾の今回は、
- ピースボートに必要な金額
- 乗船中に出費を抑えるコツ
を聞いてみました。
試算して、大体これくらい必要かなーって内容ではなく、実際に99回クルーズに乗船した人に具体的な金額を話していただきました。
この記事を参考にして、今後の貯金額について、考えるきっかけにしてくださいね。
「ボランティアスタッフってなに?」という方は、こちらの記事をどうぞ。
目次
ピースボート第99回クルーズ乗船「エース」くんの紹介
名前:エース (男性)
- 第99回クルーズ乗船※
- 乗船した年齢 22歳
- ピースボートが人生初の海外旅行
- 特技 マジック
- 自主企画にてマジックショーを披露※
- ボランティアスタッフで船代99万円全額達成!
- ピースボートセンター名古屋に所属
※第99回クルーズの詳細はこちら
※自主企画とは?詳しくはこちら
やっぱりかぁ…。
なんとなくわかってたけど、改めて「0円じゃ無理」だとわかるとガッカリ感が否めない…。
今回も表面的にはわからない、乗った人ならではの意見を聞いていきます。
ピースボートはいくら必要なのか?結論→0円では乗れない!
- 船代 99万円※
- 諸費用 11万円
- ツアー代金 10万円
- 現地通貨(米ドル・ユーロ)合計4万円
- 海外旅行保険 6万円
- パスポート 1万6千円
合計:131万6千円
という感じなんだけど、ボランティア割引で99万円分を貯めていたから、
船代99万円-割引99万円=0円
だから、実質32万6千円くらいだったよ。
なるほど…。
それぞれの費用について、さらに詳しく聞いてみました。
※船代はクルーズごと変動します。第99回クルーズは、29歳以下限定で船代が99万円でした。
①ボランティア割引が使えるのは船代のみ
ボランティア割引で安くできるのは、船代のみなんですよ。
ツアー代金や旅行保険などの、船代以外の費用にボランティア割引を充てることはできないんです。
たとえば150万円分のボランティア割引を貯めたとします
でも割引に使えるのは99万円までなので、
割引に使えなかった分は、本当の意味でのボランティアになっちゃうんですよね。
0円じゃ乗れない理由がこれです。
費用の中に、ボランティア割引が使えない部分があって、その金額が30~50万円くらいになるワケです。
②諸費用とはチップ・ビザ取得代金などの合計金額
- チップ 5万4000円
- ポートチャージ 4万8600円
- ビザ取得代金 7500円
合計:11万100円
という感じです。
諸費用はお部屋のグレード等に関係なく、乗船する人全員が必ず支払わないといけません。
繰り返しますが、ボランティア割引などの割引も不可能であり、現金で支払う必要があります。
それぞれの費用について、さらに詳しく調べてみました。
チップとは?
チップは、クルー(乗船員)に支払うお金のこと。
5万4000円÷108(日数)
=500円(1日)
という計算になります。
『1日500円のお金を、クルーの人に支払っている』というワケです。
ポートチャージとは?
ポートチャージとは、船が港を使わせてもらうために必要なお金です。
その合計金額が4万8600円というワケです。
ビザ取得代金とは?
入国の際に、パスポートに加えてビザが必要な国があります。
ビザを取得する際に必要な合計金額が、7500円というワケです。
「そもそもビザって何?」という方はこちらをどうぞ。
③ツアー代金とは?
ツアーには2種類あって、
- オプショナルツアー
- オーバーランドツアー
と呼ばれています。
オプショナルツアーは、寄港地で数時間のツアーに参加することを意味します。
オーバーランドツアーというのは、一時的に船を離脱して観光した後に、先の寄港地で船と合流します。移動手段は飛行機・バスを利用します。
ツアーについて、詳しくはこちら。
僕自身がツアーの予約に失敗したことを踏まえ、失敗しない予約方法についてまとめました。
④現地通貨は米ドル・ユーロそれぞれ10万円ずつが理想
↑ピースボートに乗船が決まると、『寄港地情報早見表』というのが郵便で送られてきます。
※米ドル→『べいどる』と読みます。アメリカのお金のことです。
※ユーロ→『ゆーろ』です。ヨーロッパのお金のこと。
こちらの表で「エジプト・ポンド」を見た場合、
- 準備通貨「米ドル」
- 現地通貨「エジプト・ポンド」
となっていますよね。
それぞれの現地通貨ごと、寄港地の港で交換できる通貨が決まっており、そのほとんどが米ドルとユーロです。
それらを考慮したうえで、「米ドルとユーロが10万円ずつあれば、不自由なく楽しめるよ!」という目安です。
ピースボートの公式サイトには、
金額はお一人お一人異なりますが、30万程度を日本円と米ドル、航路によってはユーロに分けてお持ちになる方が多いようです。
出典:PEACE BOAT
と書いてあります。
「どっちが正しい」というワケではなくて、公式の意見に対してエースくんは「米ドルとユーロの現金を10万円ずつあったら良い」という答えを出しています。
⑤海外旅行保険
旅行保険の金額は、年齢や補償内容などで変動します。
エースくんは、「6万円くらいのヤツにした」と言っていました。
こちらについては、資料が無いため詳しく書けません。ごめんなさい。
⑥パスポートは必須
パスポートは必須です。
1万6千円もかかります。
僕も初めて作った時、「値段高くね…?」って思いました。
パスポートの作り方はこちら。
マンガで読みやすく、内容も詳しく書いてありました。
ピースボート乗船中に出費を抑えるコツ
※船内のレストランは、99万円(船代)に含まれており、追加料金はありません。
海外に行くと異世界感でテンションが上がり、お金をジャブジャブ使っちゃう人におすすめですね。
特に日本よりも物価が高い国では、「少しお茶をする」程度にとどめておく…というのも大切です。
日常生活でも、お腹を空かして買い物に行くと、必要以上に食材を買ってしまいますよね?
それと同じ理由で、「小腹を満たして、冷静になってから行け」というワケです。(ちょっと貧乏くさい話だけどさ)
- お金に余裕がない
- 少しでも出費を減らしたい
という人は、船から降りる前にお腹を少し満たしておきましょう。
まとめ|ピースボートは0円では乗れない!
- ピースボートは0円では乗れない
- 船代以外の費用で30~50万円くらい必要
- 寄港地で船から降りる前に、お腹を少し満たしておく
というお話でした。
ボランティア活動をすることで、ありえないほど格安で地球一周ができますね。
「お金がないから地球一周なんてムリ」と思っていた人も、可能性が見えてきたのではないでしょうか?
興味が湧いた方は、こちらの記事も参考にしてください。
ピースボートについて、もっと詳しく知りたい方は資料請求(無料)をするのがおすすめ。
ただ資料がもらえるだけではありません。
実際に資料請求をしてみたのでメリットをまとめました。